キャリアコンサルタントという在り方

キャリアRe-Birth® 国家資格キャリアコンサルタント応援ブログ

無意識で正していないか

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相談者の語りの中に

矛盾、間違い、思い込み、偏り、逃避などが

見えたら

 

つい、そこを

相談者が気づくようにと

誘導してしまいがちです。

(私がそうです…)

 

「そのとき意見を言わなかったご自分を

どう思いますか」

「上司に相談は?あー、していないんですね」

「先輩から見捨てられたと思った根拠は

仕事上の注意を受けた、ただそれだけですか」

 

相談者に純粋に問いかけをしている、つもりで

こちらの価値観を相談者に押し付けています。

(おい、気づけよ)

(あなたがわかっていないの、ここだよ)という

メッセージを送ってしまっています。

 

善意でしょうか。

教示でしょうか。

どちらにしろ、キャリアコンサルティングでは

ふさわしくないですね。

 

あなたの正しさは、相談者の正解ではないのです。

相談者の答えは、本人しか持っていません。

あなたが教えてあげることではありません。

あなたの物差しで見て、間違いであっても

本人が信じているならば、本人にとっては正解です。

 

相談者の人生を、選択を、価値観を

認めて差し上げましょう。

 

例えば、自分の意見を言えばいいのに、

とあなたが思った場面で

相談者が自分の意見を言わなかったのは

言わないことが相談者にとって最善策だったからです。

後で後悔をしているのかもしれませんが

その時にそれを選択した、本人なりの理由があるのです。

それを「間違いだったね」

「そこがあなたの問題点」と言える権利は

キャリアコンサルタントにはありません。

 

相談者は必ず

思い込み、決めつけ、イラショナルビリーフを

持っています。

でもそれは悪いことではないですよね。

だって、人間だったら誰しもが全員

思い込み、決めつけ、イラショナルビリーフを

持っているから。

人間なんてみーんな、これで生きてるようなもの。

そして

各自が信じる自己概念に沿って生きています。

正そうとしなくていいのです。

 

先日、キャリコン仲間から教わりました。

キャリアコンサルタントにできることは

【聴き切る】ことだと。

とことん経験を聴きましょう。

何があったと認識し、何を感じているか、

その時の自分をどう見ているか、

今は何を思っているか。

出てきた全てを正解とし

悩みと向き合う相談者を100%よしとしましょう。

自分のことを正そうとせず、真剣に、全身全霊で

聴いてくれる人がいると

相談者は安心して自分と向き合えます。

 

自戒も込めて…。

 

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