国キャリ受験を目指す皆様も
ご覧になりましたでしょうか。
2021年度後期キャリアコンサルティング技能検定の
実技試験の結果に、初めて
『面接試験官から観た受検者の傾向』
なるものが付いたのを。
https://www.career-kentei.org/about/learninfo/
2級・1級だから関係ないかと思ったのですが。
よく見ると
私が近年、国キャリ受験者様に感じていた傾向と
共通する部分がたくさんあるように思えるのです。
なので、試験は違えど
国キャリ受験の方にも問われていることと捉えて
皆様も今一度、ご自分を客観的に見つめてみて
こういう傾向がなかったか
確認されることをお勧めします。
・事前に準備してきた通りに面接を進めようとする
・「自己理解不足」「仕事理解不足」「コミュニケーション不足」という言葉が先行し、問題ありきで、これに目の前の相談者を当てはめようとする
・望ましい態度をテクニックとして意識しているためか、感情への応答が疎かになり、相談者の理解に至らない
・相談者の「気づき」を促す応答までに至っていない
・問題を特定することが目標のような対応
（以上抜粋）
イタタタタ…私も耳が痛い、胸が痛い(^_^;)
なかなか辛辣な苦言にすら聞こえます。
でも、キャリ協さんが敢えて、これを出したのは
キャリコンの質の低下を本気で心配されて
面接試験官さん達が
「もうこれ本当に今伝えないと大変なことになる」
と危機感を感じられたからではないでしょうか。
（想像ですけど）
昔は何の情報もない中、受験していましたが
試験が国家資格化され
キャリアコンサルタントを目指す方が増えれば
当然、試験対策の情報が世の中に増えていきます。
すると、試験に受かることが目的となり
受かるための方法論はテクニックへと凝集し
「こうすれば受かる」
「こうしておけば」
「みんなこうしてるから」となっていきます。
ではテクニック偏重の現状から
いかにして本来のキャリコン像へ戻っていくか。
ヒントは、上記『傾向』の中にあった
この言葉なのではないかと思いました。
【相談者自身のことは相談者から教えてもらう】
【意思決定の主役は相談者にある】
どんなにキャリコンが相談者の問題を見つけようと
そんなもの全て想像、空想でしかなく
相談者の内側がどうなっているか、私達は
お聴きして、教えていただくしかないのです。
わかった気になるのは、私達の驕りです。
どんなにキャリコンが
「この人こうすればいいのに」と思おうが
思うこと、考えること、決めること、動くことは
相談者が決定するものであり
それが正しいことなのです。
あぁなんと答えの出ない
曖昧な
何をしたらいいかわからないと感じる試験。
それがキャリアコンサルティング。
でもやることはちゃんと決まっているのです。
基本に立ち返りましょう。
私達は養成講座で、テキストで
たっぷり教わってきました。
目の前の、その方を、まっさらに見るのです。
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