私は昨年、とても悩んだ時期がありました。
その時の私は
キャリアコンサルタントの試験で
よく出るような相談者像と
ほぼ一緒でした。
悩みを相談したくて来る相談者は
こういう経験をしているのか、と
実感しました。
寝耳に水の話を言い渡された時
まず、自分の感情がわからなくなりました。
怒るべきか、落ち込むべきか、喜ぶべきか。
おかしいと思いますか？
でも実際そうだったんです。
いつものように、人前では
笑顔を作って
「はい、そうですか、わかりました」と
聞き分けの良い自分をやっていました。
でも内心は
本当に自分がわからなかったのです。
よく、キャリアコンサルタントが
「本当はどうしたいのですか？」とか
「本心はどっち寄りですか？」とか
聞きますが
そんなの相談者は答えられません。
それがわからないから相談に行くのです。
自分がどう振る舞ったらいいか
全くわからなくなり
思ったのは
「誰か話をちゃんと聴いてくれるプロと話したい！」でした。
キャリアコンサルタント、キャリアカウンセラーが
そばに欲しい！と本当に思いました。
人は困ると、こう考えるんですね。
とりあえず身近で
聞いてくれそうな人を求めて
彷徨いましたが
悩みを軽く扱われたり
指図されたりすると
かえって傷つきますね。
この人には言うんじゃなかった、と思います。
やがて、虚無感も湧いてきました。
「モチベーションが下がる」
多くの相談者が語る、この言葉。
私はあまり感じる経験がなかったのですが
そんな私にも来ました、この感覚。
あぁ「モチベーションが下がる」って
こういうことか！
なんかやる気が出ない、虚しい。
奮い立たせられない。
自分が弱っているのを感じます。
弱っているなら心療内科へ！
と軽々しくリファーしないでくださいね。
心療内科のDrだって迷惑ですって。
悩んでいる相談者は全員弱っています。
でも何とかしたいから相談に来るのです。
キャリアコンサルタントが扱う事例は
弱っていて、自分の内面も決められず、
解決策が見えない相談者です。
相談者の訴えが曖昧だった、ひどい！
今回のクライエント、ハズレだった！
と相談者のせいにしないでくださいね。
そういう相談も扱う覚悟が必要です。
私は結局
JCDAのキャリアドックで
https://www.j-cda.jp/event-lp/2023/careerdock/
スーパーバイザーの先生に相談し
自分をとことん見つめさせていただき
モチベーションダウンは
解消してきました。
でもこの悩みを経験する前とは
明らかに違う自分になっています。
パァーッと全て解決なんてしない
すごく力が湧いてくる感じもない
でも、あんなぐちゃぐちゃな自分も
しっかり内包し
物事を深く考えるようになったと思います。
自分は、何者なのか。
ありたい自分は、何か。
これに目を凝らし、求め続ける日々。
ここに寄り添ってくださるCDAの先生に
感謝です。
こんなふうに、時には悩みながら
まだまだ学びながら
皆さんと同じ方向を向いて
歩いている私です。
皆さんと同じ目線で
キャリアコンサルタントの練習に
お付き合いしますよ。
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