キャリアコンサルタントという在り方

キャリアRe-Birth® 国家資格キャリアコンサルタント応援ブログ

相談者を観察する

前回「これ聞いたら失礼かな」と思った時 

聞いてよい条件が3つある、と書きました。 

今回はその2つ目です。 

 

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②相談者が話したいことであること。 

 

カウンセリングとは 

相談者が話したいことに沿って進む。 

カウンセリングの基本ですね。 

ところが相談者さんというものは 

キャリコンから質問されたことに 

答えようとしてくださいます。 

例え話したくないことでも…。 

しかしそれではキャリコン主導。 

相談者の成長には寄与できません。 

 

これが本当に 

相談者が話したくて話しているのか 

聞かれたから仕方なく話しているのか 

その見極めは 

クライエント観察技法によります。 

 

えっ…クライエント観察技法? 

ただ「よく見ろ」ということではないの? 

 

ええ、ただ「よく見ろ」ということです。 

 

あなたは、相談者をどう見ていますか? 

相談者は、言語と非言語で 

実に饒舌に、あなたに表現していますよ。 

今どんな気持ちでしゃべっているか。 

そのことを思い出すとどんな気分になるか。 

わかってほしいのはどこか。 

ひっかかっているのはどこか。 

言葉でうまく説明できなくても 

全身であなたに訴えかけてきます。 

 

それをキャッチするのが 

クライエント観察技法です。 

 

よーーーーーーーーーーーーーく 

相談者を見てください。 

表情筋が0.5㎜動く瞬間とか 

目の奥の輝きの変化とか 

顔色とか 

声の質感が変わったタイミングとかに 

気付いてください。 

 

何気なく眺めていては気付かないような 

ふっ…とした変化に 

カウンセリング中は気付きましょう。 

 

本番の試験であれば 

手元の『相談者情報』の紙を見つめたり 

メモをとったり 

時計を見たりすることで 

相談者から一瞬、目が離れてしまいます。 

もったいない! 

その瞬間に、相談者が 

何か変化を表現しているかもしれないのに! 

それを見逃すなんて、もったいない! 

 

もうね、本番の面接試験ならば 

まばたきするのも惜しいですよ。 

…あ、いえ、してもいいですよ。 

ただそのくらいの気持ちでいてね、という話。 

 

言語・非言語を観察するというのは 

そのくらい神経を使うスキルなのです。 

 

で、 

そのくらい集中して相談者を見て 

相談者が何を話したがっているか 

察してください。 

 

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では続きはまた次回。 

次は「これ聞いたら失礼かな」と思った時 

聞く条件の3つ目です。 

 

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