キャリアコンサルタントという在り方

キャリアRe-Birth® 国家資格キャリアコンサルタント応援ブログ

当てっこではない

前々回から 

「これ聞いたら失礼かな」と思った時のことを 

お伝えしておりますが 

意外と長くなっちゃいました… 

今回で最後です。 

 

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③相談者が嫌がっていたら 

すぐ引くこと。 

 

相談者の問題解決や成長のために 

ここに取り組むことが必要だろう… 

相談者も話すことに抵抗なさそう… 

 

と、キャリコンが思っても 

 

それでも相談者の思いに 

察しをつけてお聞きすることになるので 

相談者が触れられたくないところに 

触れてしまう恐れは、必ずあります。 

 

相談者が抵抗を感じていることに 

気付いたら 

すぐ「話したくなければ話さなくても結構ですよ」と 

相談者の話さないという選択を 

受容しましょう。 

 

たとえキャリコンから見て 

そこが相談者の乗り越えるべき問題点 

だとしても 

 

所詮キャリコンがそう予想している 

だけのことですし 

 

相談者側に、その問題点に取り組む 

準備がまだできていないのであれば 

今無理やり取り組んでも 

良い解決など得られないのですから。 

 

それから 

相談者が話したくないことを 

聞いてしまった!と 

キャリコンが委縮することもないです。 

それは失敗ではないです。 

キャリコンが「失敗したー! 

嫌がること聞いちゃったー!」と思って 

「変なこと聞いてごめんなさいごめんなさい」と 

やたら謝罪したりすると 

相談者もかえって委縮して 

ラポール崩壊します。 

 

相談者が嫌がったら 

その話題から離れ 

別の切り口でお聞きする。 

「あ、話したくなければ、いいですよ。 

ところで〇〇は…」などと 

落ち着いて、優しく、あたたかく、手を変える。 

それだけです。 

 

カウンセリングは 

相談者の内面を当てればよい 

というものではないですからね。 

当てっこではなく、対話です。 

 

また、前もって 

「差し支えなかったら、お話いただけますか」 

と前置きをつけておくことも 

相談者の断る負担感を軽減できます。 

 

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相談者の話したいことに沿いながら 

相談者の困りごとの自力解決に向かうよう 

相談者の内面への取り組みを促進する 

キャリコンの問い方について 

考えてきました。 

 

「これ聞いたら失礼かな」と思った時は 

そう思うご自身も受け入れてくださいね。 

自己一致です。 

自分はこういう問題に触れるとき 

「相手を傷つけちゃうかな」 

「相手に嫌な思いをさせちゃうかな」 

という考えが湧くんだな、と 

自分を理解することも大事なのです。 

あなたもキャリコンとして成長するし 

相談者との、人と人としての対話も 

深まりますからね。 

 

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