キャリアコンサルタントという在り方

キャリアRe-Birth® 国家資格キャリアコンサルタント応援ブログ

問題をどう捉えるか

1月21日の記事より

面接試験でやることを詳しく考えています。

前回

①相談者を尊重する態度・姿勢

②関係構築

についてでした。では続きを。

 

③問題を捉える

相談者が訴える問題、解決したい問題、悩み、苦しみ、

いわゆる来談目的があり

これを解決する方向に持っていくのが

キャリア相談の目的なのですが

 

相談者の訴えが問題の全てとは限りません。

相談者の問題の背景にあるもの

本質的問題

私たちから見たキャリコン視点の問題

明確化された主訴

などと呼ばれるものがあります。

これを捉える力が求められます。

 

ここで私が毎回繰り返し申し上げていることを

また述べます。

・自己理解不足

・仕事理解不足

・コミュニケーション不足

・中長期的視点不足

これら『○○不足』にまとめればいい…

とは思わないでーーー!!

ということ。

キャリアコンサルティング協議会さんも

口を酸っぱくしておっしゃっていますよ。

2級『傾向』参照)

 

○○不足と言う時

本当にその能力が不足しているのですか。

 

不足しているものを補えば本当に相談者の悩みは解決しますか。

 

相談者はその能力を本当に補えるのですか。

 

能力不足の他に問題は本当にないですか。

 

『相談者の問題』を

『相談者の劣っている点』と思ってしまうと

相談者の足りない部分を探してしまいます。

そうではなく

『相談者の問題』は

『相談者の苦しみの原因』です。

相談者が悩んでいるその後ろには

何らかの『相談者らしさ』が潜んでいるのです。

自分らしさ。自分の特性。

良いものですよ。自分らしさは良いものです。

でも同時に苦しみを生むこともあるのです。

 

それは

・考え方のクセ

・言動のクセ

・焦り、不安、嫉妬などの感情

・自己肯定感の低さ、劣等感などの自己認識

・こだわり

・イラショナルビリーフ

・自動思考

・決めつけ

・決められない

・他者・環境の捉え方

・現実と理想のギャップ

・・・

などなど、もっとあるでしょう。

 

これらが、自己理解不足という言葉には

置き換えられないということが

お分かりになると思います。

 

繰り返しになりますが

相談者の問題は、悪い点ではありません。

相談者の特性です。

相談者らしさを構成する要素なので

見つけても取り除こうとしないでください。

相談者はこれを結構大切にしています。

でも、今は同時に自分を苦しめてもいる。

では大切なことを大切にしながら

他の方法で対処できないか

縛られている部分から解放できないか

そんな視点で相談者と一緒に

考えていきましょう。

 

皆さん、恐れずに

『○○不足』以外の相談者が抱える問題も

探しにいってみましょう!

 

 

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