国家資格キャリアコンサルタント試験まで
あと1か月ですね。
学科と実技、両方受験の方は大変でしょうが
どうか体調を崩さないよう
ほどほどに頑張ってください。
「試験では理論を持ち出したほうがいい」
と、よく言われると思いますが
持ち出せるものがあれば、持ち出せばいいですが
理論の話を一個もしなくても皆さん受かってます。
でもあれば、口頭試問の時、説得力が増します。
例えば転職活動で切羽詰まっている方で
もし「経験したことしかできない」など
視野が狭くなっているようでしたら
プロティアン・キャリアのお話をして
アイデンティティとアダプタビリティを確認
するために棚卸しをしてもいいでしょう。
転機キターーと思えばシュロスバーグ、
リソースの点検に入るといいですよね。
クルンボルツのプランド・ハプンスタンスに
切り替えるために
5つのスキルを発揮できるか確認してもいい。
サビカスのナラティブを使って
一貫した自分に気づいてもらうのもいい。
その相談者が40歳くらいだったら
あぁ中年の危機か、人生半ばの過渡期かな…
今までの自分の見直しと、新たな選択の時だ
と思いつきますよね。
このように理論を使えそうならば
口頭試問の時に「この理論に基づいて
働きかけをした」と言えばいいですね。
でも…
咄嗟に思いつかなーーい!
それはそうです。思いつきませんよね。
みんなそうです。
相談者のお話をお聴きするので必死ですから。
なので無理に理論を持ち出す必要はありません。
ただし…
ロジャーズと
アイビィだけは
絶対忘れずに!!!
ロジャーズの受容・共感・自己一致
これは
15分間ずっっと体現し続けなければならない
人の話を聴くお仕事の、基本中の基本です。
アイビィのマイクロ技法もそうです。
あの三角形の、下半分くらいが
15分間で私たちがやるべきことそのものです。
試験の評価区分にもあります。
「傾聴」「態度」は
信頼関係構築のための必須項目ですから
ロジャーズの3条件をやりつつ
アイビィの三角形の下3分の1くらいを
やれているかどうか、が見られますよね。
「展開」「具体的展開」は
アイビィのマイクロ技法の積み上げで
見えてきますし。
両方できて初めて
「主訴・問題の把握」「自己評価」が
できるわけですので。
ですが、ロジャーズとアイビィは
基本中の基本、駆使して当たり前なので
これを口頭試問で「やりましたー」なんて
敢えてアピールするほどのものではありません。
この2人以外の理論家については
もしあなたが得意な誰かをお持ちなら
ぜひ活用して相談者に働きかけてみてください。
得意なものがなかったら、無理に出さず
ロジャーズとアイビィだけ意識しておきましょう。
また
こんなお声もよく聞きます。
「専門用語を出した方がいいんですよね?」
これも、正しく使えるならどうぞ、です。
専門用語を使うと言って
皆さんよく持ち出すのが
相談者の問題を挙げる時の
「自己理解不足」
「仕事理解不足」
皆様。
「◯◯理解不足」は、専門用語ではありません。
もっと言うと
キャリコンの思い込みが入りやすい危険用語です。
相談者の問題として「仕事理解不足」を
もし挙げるのであれば
その相談者は、仕事内容を理解すると
悩みが解消し、苦しみから脱出できる
ということになりますが
本当に、仕事内容をよく知れば、
その方は救われますか?
「仕事内容なんて知ってるよ。
知ってるけど、でも…だって…」
これが、相談者の苦しみなのではないでしょうか。
安易に「◯◯理解不足」を乱発しないでください。
本当に、理解が不足しているのか?
よく見極めた上で、間違いなければ
使っていただいてよろしいかと思います。
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