ロープレ試験の正解って何なの？
何を求められているのかわからない！
と怒りが湧いてくる皆様へ（笑）
論述試験と同じですよーと言うお話。
昨日は【JCDA】編をお送りしました。
本日は
【キャリ協】キャリアコンサルティング協議会の
論述試験で求められていることから
面接試験で求められることを考えていきましょう。
キャリ協さんは、元々
技能検定を開催してきた団体です。
国キャリ試験も、技能検定と方向性が似ています。
設問1 この面談で相談したいこと。
主訴ですね。主訴を掴みましょう。
ロープレの最初で語られることは勿論
含まれると思います。
相談に来る人は大体
最初に言いたいことを言いますからね。
でももしかしたら、話しているうちに
その根本原因となっている悩みが
後から出てくるかもしれません。
それも主訴に入ります。
設問2 質問の意図。
キャリコンとしての専門性ある意図を
持って問いかけ・働きかけができていることが
求められています。
では、キャリ協さんの目指すキャリコン像とは
どのようなものか。
勿論JCDAと大きく違うわけではありませんので
相談者が自ら
変容し、成長し、前進することを目指す
そのために
傾聴し、相談者と心理的親和関係を築く
ここは共通して必要なことです。
その上で、キャリ協さんらしさとは
【問題の解決につながることをやる】だと思います。
当然、キャリコンが教えたりやらせたりしては
いけませんね。
相談者自らが、問題解決に向かおうとすることを
目指すのです。
そういう意図を持って
問いかけたり働きかけたりすることが
面接でも求められているわけです。
設問3 相談者の問題とその根拠。
以下は私の持論になりますが
『問題』＝『欠点』ではありません。
決して、相談者のここがダメだ、というような
スタンスで粗探しをしないでくださいね。
相談者の抱えている問題とは
相談者がつまずいているポイントであり
相談者の悩みを生み出している原因です。
ここを乗り越えたらこの方、もっとラクになるのに
ここを解消したらこの方、前に進めるのに
というもののことです。
しかもこれを、あなたの想像ではなく
「相談者の言動を通じて」証明するのです。
相談者のあの言葉、あの態度から
ここに引っ掛かっているということがわかる。
客観的に、温かくも冷静に、探しましょう。
設問4 問題点を踏まえての、今後の進め方の方針
相談者のつまずきポイントがわかったら
ついそれを、相談者にも気づいてほしくて
伝えたり教えたり、また匂わせたり
したくなりますが
それは誘導になってしまいますからNGですよ。
相談者自身が気付く、向き合う、を目指します。
そしてキャリ協さんの特徴
【問題の解決につながることを】目指しますので
相談者を受け止めるとか、安心していただくとかで
終わってはいけません。
解決策の具体的提示は必要ありませんが
（↑これは２級）、
解決に向かい始めたな、あぁ一歩前進できそうだ
という希望が持てるような
これから向かう方向が見つけられるような
そんな『方針』を出したいですね。
まとめると
面接で求められていることは
相談者が相談したいことは何かを把握し
キャリコンらしい意図を持って働きかけ
相談者のつまずきポイント・悩みの原因を掴み
解決に向かう方針で相談していく
ということです。
…うーん、余計ぼんやりしてきた？
ま、ある意味、この試験はぼんやりです（笑）
人間相手のセッションですから、水物です。
こう言えばいい、とか
ここを聴けばいい、とか
こうせねばならない、とか、ないのです。
あとは面接で求められていることを
あなたならどう具現化していくか
練習を重ねて、自分のやり方を
見つけていきましょう。
姿勢、スタンス、方向性が合っていれば
全て正解です。
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