キャリアコンサルタントという在り方

キャリアRe-Birth® 国家資格キャリアコンサルタント応援ブログ

死について考えた…無料で

また(会員)無料のウェビナーに飛びつきましたよ。

まなびやアカデミーさんの

まなぶろ8月

「死」〜もしも一年後、この世にいないとしたら〜

 

がん研究会有明病院 腫瘍精神科の 清水研氏と

宇都宮光琳寺 僧侶 井上広法氏のお話でした。

 

心に残った部分や

そこから考えたことを書き留めます。

(メモを走り書いていたので

正確な言い回しではない部分もあります)

 

清水先生は常に

死と向き合う人と、向き合っておられます。

死を見ることは、生を見ること。

どう死んでいくのか考え、恐怖に震え、苦しみ

その中で、ではどう生きるのか、を考えていく。

 

死を受け入れ難い人に、どう伝えるのか

という質問に対して、清水先生は

 

受け入れるように、ではなく、シンプルに

どう感じているか、をカウンセリングし

この人を一生懸命わかろうとして

質問を投げかけることで

語る側は自分を見つめ、自分の感情を出す。

負の感情を出すことは

受け入れ難いことに向き合う時、必要で

それには

一生懸命聴いてくれる人の存在が必要だ。

と、おっしゃっていました。

 

キャリアカウンセリングと似ていますね。

 

また井上僧侶は、グリーフケア

オリジナリティ溢れる法事の在り方を

追求しておられます。

 

浄土系の宗派のお話になりますが

浄土に行くと

会いたい人とまた会えるのだそうです。

例え一万年の命をもらって、生き続けても

別れた人、亡くなった人、会いたい人には会えないが

浄土に行くと会えるんですって。

また会えるから

亡くなった方には

告別(別れを告げる)ではなく

「行ってらっしゃい」と言うんですって。

またあっちで会いましょう、という意味です。

 

他にも

・ケア者のバーンアウトをどうするか

・一人で死んでいく人にどう接するか

・死は怖い 見つめられるのか

・死と向き合わない人をどうするか

・大切な人を失ったら立ち直れるのか

自死の遺族にかける言葉は

といった質問にお答えいただきました。

 

参加者はチャットに随時

感想や質問を載せて良かったのですが

その中にも響くコメントがありました。

 

「自分がガンで、死ぬんだと

わからないで死んでいった人の

ご家族はどんな思いだろう」

ご本人もさることながら

ご家族の心を気遣う

深いコメントだと思いました。

 

「母の死に臨んだ時

桜の美しさに気づいた」

…わかりますよね。

なんなんでしょうね、この感じ。

自然が、地球が、世の中が

とても美しく、優しく感じられますよね。

人の死って

私たちに色々と教えてくれますよね。

 

お盆が近いです。

こういうことを考えるのに

良い時期ではないでしょうか。

 

清水先生も、井上僧侶も

8月に新著が出版されるそうです。

ご興味ある方、チェックしてくださいね。