キャリアコンサルタントという在り方

キャリアRe-Birth® 国家資格キャリアコンサルタント応援ブログ

あなたは5歳児になって

国キャリ受験の皆様 

学科・論述お疲れ様でした! 

さて気持ちを切り替えて… 

面接お受験の皆様、あと1~2週間で 

最後の総まとめをしましょう。 

 

論述同様、面接でもやっぱり 

問題点をいかに掴むか、がカギだと思います。 

 

面接では目の前に相談者がいます。 

問題解決を焦ってはいけません。 

キャリコン視点の押し付けは禁物ですよ。 

 

キャリコン視点の問題点は 

相談者はハッキリ認識していません。 

ぼんやりと何か感じているかもしれないけど 

見ないように 

考えないようにしているかもしれません。 

なぜなら、そこ、痛いから。 

つつかれると痛いんです。弱点です。 

人間は弱い生き物でしょ。 

 

だからあなたが 

相談者の弱点を指摘してしまったら 

「そんなことない」「だって上司が…」と 

相談者から抵抗されます。 

じゃあ遠回しに 

相談者自身が気付くように気付くようにと 

意図してつっつくと 

相談者は「私に言わせようとしているな」 

と気付き、不愉快になります。 

 

そんな悲しいセッションにならないように 

相談者と同じ立ち位置で 

共に悩んで差し上げてください。 

そのための問いを投げかけるのです。 

 

例えば、自分が5歳児くらいになった、と 

想定してください。 

5歳児くらいの感覚で、純粋に質問してみると 

嫌味じゃなくなるのでは。 

 

相談者「出向の打診、断れない」 

あなた「出向の打診って、断っちゃいけないものなんですか?」 

(純粋にあなたが知りたいと思うこと) 

相談者「え…いけない…のかな…」(考えが深まる) 

 

相談者「今までそんな人はいなかった」 

あなた「前例はないんですね。実際…断ったらどうなるんでしょうね?」 

(純粋にあなたが知りたいと思うこと) 

相談者「お…考えたことなかった…どうなるかな…」(考えが深まる) 

 

純粋性をもって 

ただ事実を見たいと思って 

優しい口調で(ここポイント) 

教えてくださいというスタンスで(重要) 

問いかけることによって 

相談者は考えてくれるでしょう。 

 

これをですよ 

「前例がないから、しちゃいけないと思ってらっしゃるんですね」× 

だの 

「断れないと思っている自分を、ご自身でどう思いますか」× 

だの、回りくどい質問をすると 

「それ思い込みだよ。気づけよ」というニュアンスを伝えてしまい 

相談者は見下されたような嫌な気持ちになりますよね。 

 

いや、これらの問いも 

すごく効くタイミングって、あります。 

一概にダメということではありません。 

でも15分で信頼関係を構築するには 

揺さぶるより、同じ視点で寄り添うこと。 

相談者をおびやかさないことです。 

しっっかりラポール形成できて話も深まったら 

「そんなご自分をどう思いますか」 

は決め手の問いかけになり得ます。 

その前は、安心できる場を作ること。 

そして、こちらが気づいた問題点を 

指摘しないことは、最後まで重要です。 

 

あなたが気づいた問題点は 

墓場まで…じゃなかった口頭試問まで 

持っていってくださいね。 

 

15分間のセッションでは 

相談者が解決したい問題に 

相談者の気付き・成長を支えながら 

取り組んでください。 

あなたからの優しい、敬意をもった問いかけが 

相談者の気付き・成長を促しますよ。 

 

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