キャリアコンサルタントという在り方

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オウム返しといいかえ

私事で恐縮ですが 

先日、鼻血が大量に出ました。 

 

人生で2回目です。 

 

かかりつけの耳鼻科に行って 

レーザーで焼いてもらいました。 

Dr「しっかり背中つけて座って」 

私「背中…こうか」 

Dr「もうちょっと右向いてー」 

私「右…」 

Dr「ちょっとピリピリするよー」 

私「ピリピリ…」 

 (怖そうな顔をする) 

Dr「そんな顔しないのー」 

私「怖いよぅ」 

Dr「ボーッとした顔してて」 

私「ボーーー……」 

 

はっ!! 

私ったら… 

 

先生の言葉を、全部オウム返しで 

伝え返してるじゃん!!! 

 

キャリコンの職業病(笑)。 

 

実際は、鼻の粘膜を焼灼する処置は 

局所麻酔が効いていますので 

痛くありません、ご安心ください。 

 

おかげさまで鼻血も止まりました。 

ありがとうございました。 

 

ところで 

 

「相談者の言葉をそのまんま 

絶対に変えずに伝え返さなければならない」 

って教わったんですけどー 

 

と言う方が結構多いです。 

 

オウム返しですね。 

 

確かに、技法の一つではありますが。 

 

同時に皆様、これも教わったでしょ。 

【いいかえ】 

 

テキストをよくご覧ください。 

 

相談者の発言をより簡潔に整理し 

単なる繰り返しではなく 

本質だけを返す 

それによって相談者は 

自分自身を客観的に見つめ直し 

受け入れることができるようになる 

 

といったことが書いてあります。 

 

「相談者の言葉を変えるな」 

というフィードバックをもらった方は 

【本質】からずれたいいかえをした 

のではないでしょうか。 

 

その時あなたの自己フィルターが 

かかっていた可能性があります。 

 

相談者「プロジェクトが止められて、 

先の見通しが立たなくなって… 

困りました」 

あなた(見通しが立たない状態は 

きっと不安な筈だ)←フィルター 

「見通しが立たなくて不安なんですね」 

相談者「いえ不安はないですけど?」 

 

あなたの思い込みに支配されると 

相談者の本当の心の中【本質】が 

あなたには見えなくなってしまいます。 

もっと純粋に、まっさらになって 

聴かなければなりません。 

 

相談者「プロジェクトが止められて、 

先の見通しが立たなくなって… 

困りました」 

CCt「お困りですね…(←オウム返し) 

その困り感はどういったものですか」 

「あなたは何に一番困っていますか」 

「見通しが立たないとどうなってしまうのでしょう」 

「あなたを困らせているものは何でしょうか」 

等々… 

 

まっさらになって聴こうとすれば 

聴く切り口はいくらでもあります。 

相談者の心の中で何が経験されているのか 

見えない状態で私達は探るのですから。 

 

相談者「このプロジェクトの見通しが 

立たないと、次に別の業務が 

控えているので、重なってしまうと 

両方に迷惑がかかってしまいます。 

私は今のプロジェクトと次の業務、 

関わってきたみんなの情熱を知っています。 

みんなをがっかりさせるようなことは 

したくない」 

 

あぁやっと、【本質】が見えてきました。 

【仲間の情熱を大切にしたい】からこそ 

【焦って】いらしたのですね。 

 

相談者「そうなんです!」 

 

【本質】は簡単にはわかりません。 

まっさらに、真摯に、敬意を払って 

相談者の内的世界を共に掘りましょう。 

 

相談者は 

「あぁわかってもらえた!」と思うと 

安心します。 

安心すると、問題を解決しようという 

パワーが湧いてきます。 

パワーが湧いてくると、前へ進めます。 

 

【本質】が見えるまで付き合ってから 

【本質】をいいかえましょう。 

 

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