キャリアコンサルタントという在り方

キャリアRe-Birth® 国家資格キャリアコンサルタント応援ブログ

問題とは何か

 

前回に引き続き

国家資格キャリアコンサルタント試験ですること

 

“相談者を尊重する態度や姿勢(身だしなみを含む)で

相談者との関係を築き、問題を捉え、

面談を通じて相談者が自分に気づき成長するような

応答、プロセス“

 

を検証していきます。

今回はこちら。

 

問題を捉え

さぁ相談者の問題を捉えましょう。

私が何度も何度も口酸っぱく言っていることを

また言いますよ。

 

自己理解不足

仕事理解不足

コミュニケーション不足

キャリアプラン不足

は、ダメです!

 

その証拠に、国家試験の実施団体である

キャリアコンサルティング協議会様が

これまで繰り返し教えてくださっています。

キャリアコンサルティング技能士試験の

2級過去問題>実技の傾向

をご覧ください。

https://www.career-kentei.org/about/learninfo/

 

これは2級だから関係ない、などと思わず

ご自身はどうなのか、考えてみてください。

同じ団体が、国家試験をやっていますよ。

当然同じところを見られるでしょう。

「○○不足」という言葉に当てはめようとする

それは本当にキャリアコンサルタントとして

相応しい、人の見方なのか?

 

キャリアコンサルタント

人の足りない点をジャッジするのか?

 

また前回同様、相談者の立場で考えてみましょう。

あなたは悩みを抱える相談者です。

苦しくて、恥ずかしくて、でもどうにもならず

プロの力をお借りしよう、と思って

キャリアコンサルタントの元へ相談に行きました。

今の困りごとを打ち明けました。

キャリアコンサルタントが、その時

心の中であなたのことを

「自分が見えてないんだな」(自己理解不足)

「自分の仕事のこと、わかってねぇな」(仕事理解不足)

「コミュニケーション取らないから悪いんじゃん」(コミュ不足)

「10年後の自分を考えて行動しろよ」(キャリアプラン不足)

と思っていた、としたら

相談しているあなたは、どんな気持ちになりますか。

 

見下されたような気持ちになりませんか。

 

相談者にバレなきゃいい?

キャリアコンサルタントが内心で

思っているだけならいいでしょうか。

それは自己一致していないということです。

相談者に対して不誠実な態度ですね。

キャリアコンサルタントとして相応しいでしょうか。

 

でも、相談者の問題を捉えるのは

試験で求められていることでしょう?

 

そこで考えていただきたいのは

 

相談者の問題とは、何なのか

です。

相談者の足りないところではありません。

人は皆、足りないところなどありません。

その人にとってベストの生き方を

全員がしているのですからね。

例えあなたの目から見て

コミュニケーションが不足しているように見えても

相談者にとっては

コミュニケーションを取らないことが

ベストの選択だったのです。

取らないで来たことに、何か意味があるのです。

取れるあなたとは違うのです。

 

では問題として何を見ればいいのか。

私のお勧めは

【困りごとを生み出しているこの方の特性】

とか

【つまずきポイント】

という認識で見ることです。

 

上司に相談していないせいで

職場から求められている役割がわからず

上司から言われることを受け入れられなくて

苦しんでいる人

 

であれば

なぜ上司に相談していないかお聴きします。

以前頭ごなしに否定されたことで傷つき

また上司に話したら怒られそうで怖い

とおっしゃるのであれば

過去の恐怖の感情に囚われている特性

とか

上司への苦手意識

とかがこの方の苦しみを生んでいる特性ですし

上司への言い方の工夫が必要かもしれないし

相談相手としてどの上司をチョイスするかも

直属上司を飛び越して上や横の別の人に行ってはいけない

と思い込んでいるのかもしれない。

 

また

上司から言われることをどう捉えているのか

もお聴きすると

なんだか全否定されているように感じるとか

他の人と比較されているように感じるとか

自分が大切にしてきたものをないがしろにされているように感じるとか

感じ方の特性があったりします。

 

このように、聴けば聴くほど

相談者の【つまずきポイント】が見えてきます。

キャリア形成上の○○不足の他に

思考や行動の特性

認知の歪み各種

思い込み、決めつけ

自己不一致状態

性格特性

理想と現実のギャップ

などなど…

人によって多彩な【つまずきポイント】がある筈です。

そしてどれも、努力不足なのではなく

持っていて悪い特性ではありません。

その人らしさを形作る、大切なものだったりします。

 

だから相談者の問題を捉える時

決して欠点だと思わないでください。

あなたはそうやって生きてきたのね

あなたにとってその特性は大事だったのね

と思ってください。

でも今、それによって苦しんでいる、

じゃあ他に取れる行動はないか

もうちょっと楽に考えられる方法はないか

もっとご自身を大切にする道はないか

本当はどうありたいのか

相談者と一緒に考えていくわけですね。

 

相談者の問題とは何なのか

ちょっと見方が変わりましたでしょうか。

引き続き、あなたも考えてみてくださいね。

 

 

ロールプレイ個別練習 承っております。

【ロールプレイ練習お申し込み】

キャリアRe-Birth® あなたの課題を解決する 国家資格キャリアコンサルタント受験対策 こわくない!濃い! ロールプレイ練習会 

https://peraichi.com/landing_pages/view/roleplaypractice 

 

 

ロールプレイ練習が苦手な方は

まず気楽にeラーニングから↓

【あなたの思い込みを取っ払う】

ロールプレイ苦手意識を払拭 一人で学べる動画レッスン

https://on-line-school.jp/course/careerconsultant

 

 

【HP】就活サポート・キャリアカウンセリング・キャリアコンサルタント受験対策 キャリア Re-Birth®(リバース) 

https://peraichi.com/landing_pages/view/careerrebirth