キャリアコンサルタントという在り方

キャリアRe-Birth® 国家資格キャリアコンサルタント応援ブログ

相談者が怒ったかも

相談者の表情がにわかに険しくなったら 

 

「やばい、怒らせちゃった!?」と思いますね。 

焦ります。 

 

怒らせちゃって申し訳ない… 

あー失敗した… 

もうこの試験、落ちた… 

この怒りを何とか私がおさめなければ… 

 

などと思って 

いつもの落ち着いたカウンセリングは 

もうできなくなってしまいますね。 

 

結果、自分で自分を追い込んで 

自分で自分を失敗させてしまいます。 

そして本当に失敗に至る…。 

 

でも、相談者の表情が険しくなったのは 

本当に怒ったからですか? 

 

あなたに向かって怒ったのですか? 

 

わからないですよ。 

確認してみないとわからないですよ。 

 

辛いことを思い出したからかもしれませんよ。 

(思い出すことは悪いことではないです、 

内省している証拠ですからね) 

 

自分に対する怒りが湧いた瞬間かもしれませんよ。 

(どう変わりたいかを示す感情のサインですね) 

 

昔のことを思い出そうとしているだけかもしれませんよ。 

(えーっと何だったかな、あれは…という感じ) 

 

目が乾いただけかもしれません。 

(私もよくやります) 

 

決めつけずに、聴いてみましょう。 

 

「相手が怒ったのは私の聞き方がまずかったから」 

という思い込みがあなたにある 

ということは 

 

あなたは 

相談者に怒りや強い感情を出されたくない 

キャリア相談は穏やかに前向きに進むべき 

自分は相談者の心の奥の感情を見てはいけない 

といった考えをお持ちではないですか。 

 

怒りなどの感情を感じた時 

それを相談者に聴いて確認することも 

ちょっと怖いのではないですか。 

 

そんな自分を、自己理解しましょう。 

自分にはこんな自分フィルターがあるのか 

自分にはこんな認知の特徴があるのか 

と、わかりましょう。 

 

でも相談者は相談者の考え方の枠組みがあります。 

自分と違う、とわかりましょう。 

自分はここに怖さを感じるけど 

相談者は感じないかもしれない。 

わかりません。 

聴いてみましょう。 

 

「今、あなたの表情が険しくなったように 

私には見えました。 

今、何を感じられたのですか? 

よかったらお話いただけませんか」 

 

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