キャリアコンサルタントという在り方

キャリアRe-Birth® 国家資格キャリアコンサルタント応援ブログ

当てられない時のB

キャリコン面接は「当てっこではない」 

と前回書きました。 

それに関連して。 

 

キャリアコンサルティング 

相談者の心の内側を当てるものではありません。 

 

当てることが良いことではありませんが 

まずは想像します。 

 

想像。 

相談者の内面世界を共に経験したくて 

想いを馳せます。 

そして質問します。 

 

「〇〇なんですね?」と質問して 

もし「違います」と言われても 

ビビる必要はありません。 

 

試験の場や、実際の相談場面で 

相談者から「違う」などと言われたら 

「やばい、間違った(;゚Д゚)」と思ってしまいがちですが。 

 

皆さん、論理療法と認知療法を覚えていますか。 

A(出来事や経験) 

B(信念や自動思考) 

C(結果や感情) 

でしたね。 

 

A 相談者から「違います」と言われた 

B 

C 「間違った、やばい」と焦る 

 

さてこの時、あなたのBは何でしょう? 

 

そう、相談者の内心を正しく当てなければならない 

という思い込みです。 

相談者の内心を正しく当てることが良いこと 

言い当てられなかったら相談者が機嫌を損ねる 

相談者から信頼されなくなる 

という思い込みです。 

 

多くのキャリコン受験者が 

この認知の歪みを持っています。 

 

起こっている事実は何でしょう。 

相談者が「違う」と言った。 

ただそれだけが事実です。 

相談者は怒っていません(まだ)。 

相談者の内心は別にある、と言っているだけです。 

むしろ「聞いてほしいことは別にあるよ」と 

教えてくれているサインとも捉えられませんか。 

 

だから、相談者の内心を当てられなくても 

謝罪する必要もありません。 

やたら謝ると、相談者も 

「私がいじめてるみたいじゃん」と本当に怒ったり 

「かえって申し訳ない」と委縮してしまったり 

ラポールが崩れる恐れすらあります。 

 

余計な気を回さなくていいですから 

「違います」と言われたら 

「ではどうなんですか?」とお聞きしましょう。 

自分のBに振り回されず 

まっさらになって素直にお聞きしましょう。 

その方が相談者も気兼ねなく本心を語れます。 

 

そうすれば 

キャリコンが相談者の内面世界を共に経験でき

受容し共感してくれるキャリコンがそばにいることで 

相談者は安心して自分の内面世界を見つめ 

気付き、変化し、課題を乗り越え 

変化・成長していけます。 

私達の目的は当てることではなく↑こっちです。 

 

恐れず質問していきましょう。 

 

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