相談者のお話をお聴きする中で
あなたが「あ、これすごく大事。後で聴こう」
と思ったことは
きっと本当に大事です。
ご自分のアンテナの感度を信じてください。
でも基本は
相談者が話したいことを話していただくのが良いので
相談者の話の流れをさえぎって
あなたが気になったことを聴いてしまうのは
相談者にとっては「あ…自分が今話してたこと、
もっと続きがあるのにな…」と
相談者が考えを深めるのを止めてしまう恐れがありますから
お聴きするタイミングには注意が必要です。
キャリアコンサルティングの目的は
相談者が自分を理解し、内的探索を深め
自分が進む道を自分で決められるように変わること。
それに寄与できるようなやりとりを創造しましょう。
そのために、やはりどうしてもお聴きしたい!
とあなたの中のキャリコンが判断したら
相談者の話の切れ目を逃さず、お聴きしましょう。
それも唐突では、相談者が不信がります。
「ところで、先程の○○についてですが、
今後も活かせるあなたの大切な思いが
根底にあるような気がするんです。
詳しくお聞かせいただけますか」みたいに
お聴きする理由まで説明するのも良いでしょう。
一番残念なのは
後で聴こうと思っていたのに
結局忘れちゃうこと。
口頭試問で言えれば勿論良いですが
口頭試問でも思い出せるかわからないでしょう。
ちなみに口頭試問で言うならば
「お時間があれば○○についてもっとお聴きしたかったです。
○○が(1)◇◇であれば□1と□2の可能性があるので
それぞれについて確認し
○○が(2)△△であれば▽1と▽2の可能性があるので
それぞれについて確認し、その上で
○○とその前の話とについてどう考えているか確認し…」
このくらい話せるような構想が必要です。
これが言えれば良いのですが
結局口頭試問中も、テンパって思い出せず
何か頭にひっかかるモヤモヤを感じながら試験終了
家に帰る途中に「あーーーっ!」
となることが多い。
勿体ないですね。
やっぱり、あなたに引っかかった聴きたいことは
早めにお聴きしておいた方が良いでしょう。
相談は、その時の相談者とキャリコンとの
相互作用で作られていく、流れと空気感です。
あなたが引っかかったことは、同じ時
相談者も引っかかっているかもしれません。
相談者が何か引っかかるモヤモヤを感じたまま
面談を終了してしまわないように
同じ時を共有していることを忘れずに
二人の間に流れるものを、大切に扱いましょう。
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