皆さんは
・感情が出ているところ
・繰り返す言葉
・独特の表現
・希望、願望の言葉
・言語や非言語で変化があったところ
等々があったら、掘っていますよね。
ただ残念ながら、多くの受験者さんは
その≪掘り方が足りない≫です。
更にもうひと掘り掘れないか？
と考えましょう。
CL「今こんなことが辛い」
CCt「なぜ辛いのでしょうね」
CL「本当は○○したかったから」
願望が出ました、あぁ良かった、
CCt「あぁ○○したかったんですね。
それができない今はお辛いでしょうね」
…と、わかった気になってはいけません。
ここでわかった気になって終わってしまうと
相談者の辛さの本質が見えてきません。
あなたの想像する相談者の辛さの風景は
相談者が見ている心象風景と
本当に合致していますか？
それができないとなぜ辛いのか
それができないと心の内側で何が起こるのか
それができていたら何が起こっていたのか
それをする意義は何か
それに置いている価値はどんなものか
相談者にとってそれとは何なのか
相談者と一緒に掘って差し上げてください。
ただ
掘っていくうちに、あなたの頭を
こんな考えがよぎるかもしれません。
「こんなことまで聴いてどうするんだ？」
「これ聴いたらあとどうするんだ？」
もう一度思い出しましょう。
何のために聴くのか。
あなたがこの後何かを展開させるために
聴くのではありません。
相談者が自分の自己概念を認識できるように
お聴きしているのです。
相談者が自分の自己概念に気づき
自分を大切に生きようと思って
自分で自分を決めていきます。
私達は相談者自身の内的探索が
スムーズに進むよう手助けしているだけです。
「それで？」「なぜ？」「それは？」と。
深掘りは怖くありません。
むしろ問題解決の近道です。
私の住む山形県には
深堀という温泉があります。
深掘りできるようになりたい人の巡礼地に
なっているとかいないとか。
…いないか。
いいお湯ですよ～♪
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