試験では、クライエントが
ご自身の問題に取り組んだところまで
試験官に見せたいので
つい、質問に集中したり
自分の想定した方向性に持っていこうとしたり
してしまいますが
何度も言いますが
ロープレは【カウンセリング】なのです。
クライエントは
大きな悩みを抱えてやってきています。
辛くて、誰にも打ち明けられなかった思いを
今こそあなたに打ち明けようと
もう専門家に相談しないと自分はダメだ、と
そう覚悟は決めたものの
誰にも言えなかった大きな悩みを
自分の口から人に語る、って
すっごい不安だと思いませんか。
言葉に紡ぐことによって
見ないようにしていた、自分の課題
人のせいにしていた、自分の弱い部分
そういったものがあらわになるかもしれないのです。
人は自分の問題に取り組もうとすると
不安が出てきます。
しかし、そこで
信頼できる他者に
自分の話を受け入れてもらうと
あぁ、悩んでいる自分でもいいんだ
弱い部分があってもいいんだ
と
あなたが受け入れてくれるのと同じように
自分で自分を受け入れられるようになるのです。
今まで目を背けていた自分の弱点も
認め、受け入れ、見つめることができるようになります。
自分の中の課題は
自分で取り組まなきゃいけないんだ、という
【当事者意識】が生まれます。
これが出てきて初めて
人は変化し、成長する。
これがカウンセリングです。
ですから皆様が試験でまずすべきことは
『ここは安心できる場です。
私がしっかり受け止めますよ』
という優しい空気を作ることです。
守秘義務を言ったって（試験では言わなくていい）
優しい空気になんかなりません。
あなたが空気を醸し出すのです。
私は先生から
『ほ～んわかした空気を作れ』と教わりました。
ほ～んわか、です。
さあ、あなたならどうやって作りますか。
表情
しぐさ
身体のポジション
声のトーン
声色
話し方
そして話す内容
これらを総動員して
ほ～んわかした空気を醸し出してください。
何をどう聴く、は
そのあとです。
こわくないキャリアカウンセラー Re-Birth（リバース）わたなべ
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