働く人が少しでも楽になれるようにって
様々な工夫がなされていますよね。
チンしてすぐに食べられる食事
時短調理のコツ
家事代行サービス
家電の進化も着眼点はここ
宅配の普及もそうかな
介護サービスも入るかもしれない
テレワークも今の使い道はむしろこっち
これらの工夫やサービスの進化は
ありがたいのですが
全部
【仕事以外のことをいかに楽にするか】
ですよね。
なぜ
【仕事の方をいかに楽にするか】
にならないのでしょう。
私は月15日勤務という
他の人より少なめの働き方を
約5年してきたのですが、
思うんですよ。
1日8時間 週5日勤務って
無理ゲーじゃないですか?
仕事を必死で終わらせて
バタバタとお子様をお迎えに行って
その足でスーパーで買い物
帰ったら座る間もなくそのまま台所に立って
お子様や家族のために
少しでも手をかけた食事を
作ることがよしとされているでしょう。
夕飯は家族揃ってゆっくりいただくのが
情緒の安定につながるとされているでしょう。
お風呂は食後1時間以上経ってから
しかも寝る2時間前がいいんでしょう。
で睡眠は7時間以上とるのがいいんでしょう。
朝起きたらお弁当を作るでしょう。
朝はお肉とか新鮮な果物とか食べるのがいいんでしょう。
どこかで毎日30分有酸素運動をしないとでしょう。
自分だけの時間も作るといいんでしょう。
掃除と洗濯と洗濯物たたみはどこの時間にするの?
銀行からお金、いつおろすの?
休日はおかずの作り置きとお子様の行事でしょう。
離れて暮らす親の様子見、いつ行くの?
自分の勉強の時間はどこで確保するの?
ね
1日、足りなくありません???
フルタイム正社員で働いている皆様を
私は本当に尊敬しているんです。
皆様どうやって生活していらっしゃるのか
私はとろいので、とても無理なんです。
人間らしく、健康な人生を送るために
できる工夫はもう最大限していて
あとは
【勤務時間を減らす】
に目を向ける時が来たのではないでしょうか。
フランスでは15時に帰宅ラッシュ
という記事をネットで見ました。
「それ外国だからでしょ」
「ヨーロッパの人は働かないから」…
日本でも週休3日の会社、ありますよ。
「それ大企業だからでしょ」…
昼休みが45分間の会社、まだあるんですよ。
「だって法律でこれでいいって決まってるから」…
法律で決めている最小最低ラインさえ
クリアしておけばいいと、
うちの会社は昔からこうだから
そこは変えてはいけないと、
それって思い込みではないでしょうか。
そこを放置していて
従業員とその家族の幸せな人生を
支えられているのでしょうか。
従業員もステークホルダーですよ。
「でも従業員の勤務時間を減らしたら生産が…」
だから生産性を上げるという努力を
もう10年以上してきたのではないですか。
職場では
若い方ほど残業をせず早く帰って行きます。
決して「遊びたいから帰る」ではないようです。
仕事が終わったから帰っているようです。
定時に終わらせる、と言った方がいいでしょうか。
仕事量が少ないのかもしれないけれど
どこまでやるか、のラインが違うのかも。
何を大切に生きるか、の価値観が違うのかも。
私たち中高年は
苦しい苦しい、職場が悪い、
と言っていないで
若い方を見習って
価値観を変えてみるのもいいかもです。
どんな生き方、どんな働き方が
自分を幸せにするのか。
幸せになるために働いているのですから。
そして経営側の方は
ぜひ
今までの当たり前を疑っていただきたい。
日本全体が
働く者が幸せになる社会に
なってほしいと思っています。