
皆さん判で押したように
同じことを答えます。
相談者の問題は
自己理解不足・仕事理解不足・中長期的視点不足・コミュニケーション不足
このどれかであると。
試験対策として教わったのでしょう。
こう答えなければならないと
教えている団体もあると聞きました。
人の相談に乗るのが得意なはずの皆様。
違和感がありませんか。
人の問題は、これら○○不足だけなのでしょうか。
試験実施団体である
キャリアコンサルティング協議会様が
もう何年も繰り返し
この答え方に警鐘を鳴らしています。
キャリアコンサルティング技能検定2級の
試験HPに
『実技の傾向』というものが載っています。
試験官が受検者の様子を見て
感じたことを教えてくださっています。
これは試験実施団体からの最も明確なメッセージです。
2級だから、国キャリは関係ないと
思わないでくださいね。
国キャリと同じ試験実施団体が
打ち出してくださっている
私たちが最も信じられる拠り所です。
ここに毎回書かれていることが
自己理解不足・仕事理解不足・中長期的視点不足・コミュニケーション不足
といった、準備してきた言葉に
相談者を当てはめるな。
目の前の相談者をよく見よ。
小手先だけの試験対策にとらわれるな。
です。
人の相談に乗ったり
自分が人に相談したりしてきて
皆さんわかっている筈です。
○○不足、すなわち
相談者ができていない・わかってない・能力が不足している
これだけが問題である筈はないと。
まず相談者の問題とは何なのか。
ここを履き違えてはいけません。
相談者の問題とは、問題点ではないですよ。
相談者の悪いところではありません。
問題とは
相談者の苦しみ・悩みの根本のことです。
なぜ今その苦しみ・悩みに
至ってしまっているのか。
今抱えている苦しみ・悩みは
どこから来るのか。
何が相談者を捕らえ、苦しめているのか。
その観点で考えれば、相談者の苦しみの根源は
能力でも、技術でも、環境のせいでもなく
相談者の思考の癖、
相談者の行動の特性、
コミュニケーションのとり方、
環境への働きかけ方、
これまで信じてきた信念、
大切に思っていること、
その人ならではの価値観…
その人の内側にある、その人らしさであり
人それぞれ、多様にあります。
相談者の問題は、多様なのです。
「○○不足」以外の言葉で
答えられるようになってください。
決められた言葉へ相談者を当てはめることは
相談者を勝手に決めつけることになります。
本来の相談へ戻りましょう。
相談者の本当の姿をよく見て
相談者の独自の苦しみをよく理解して
相談者が苦しみの根源を見つめ
それを乗り越えていけるように
一緒に考え、支えましょう。
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