キャリアコンサルティングは
相談者がご自身の内側を見つめるのに
私たちがお付き合いする時間ですが
そもそも
人が自分の内側を見つめる
とはどういうことか
経験されたことはありますか。
相談者にやっていただく以上
あなたもご自身の内側を
よく見つめることをしてみましょう。
相談者役にならなくても、できます。
キャリアコンサルティング中にも
できます。
相談者がイキイキと昔の話をしている時
自分も明るい気持ちになっていくのは
なぜなのか。
相談者の経験を追体験しているのか
自分の経験と重ね合わせているのか
このまま相談者が前向きだと助かると思っているのか…。
相談者の話を、拾って返そうかとも思ったけど
やっぱりスルーした瞬間。
なぜ聞き返さなかったのか。
「聞こうかな…いややっぱ聞かない」
と判断した瞬間、あなたの中で
どんな自動思考が出てきていたのか。
相手の話を遮ってはいけないと思ったのであれば
それは相手への思いやりなのか
自分が嫌われたくないからなのか
その話に行ったら時間が奪われると思ったのか
自分ものさしかもしれないと思ったのか…。
相談者の話している内容から
やんわりと別の話へ持っていこうとした瞬間。
何があなたをそうさせたのか。
苦手な話になりそうだったから避けたのか
答えられない自分を見てしまいそうだったからか
用意していた話の方へ引っ張りたかったのか
時間内に終わらせたいと思ったからか…。
いろいろな自分が見えてくるでしょう。
でも、大事なのは
ジャッジしないことです。
相談者に対してと同じです、
相談者のことをジャッジはしないでしょう。
ご自分のこともジャッジしないでくださいね。
こんな弱い自分がいるんだな…
そうなんだな…
これで結構です。
私ってよくこう思いがちだな…
それを理解できれば十分です。
そんな自分も
仕方ないよね、だってこれが自分だから
と思って
包み込んであげてください。
さぁ自分の内側でこんなことをしながら
相談者の話をジャッジせず聴いて
包み込んであげるのです。
忙しいですね。
でも自分の内側をよーく見つめて
自分をそのまま受け入れられると
相談者の内側もよーく見つめて
相談者をそのまま受け入れることが
できるようになりますよ。
そんなあなたを目の前で感じた相談者も
自分の内側をよーく見つめて
自分をそのまま受け入れることが
できるようになります。
こんな優しい時間が
行われるのが
キャリアコンサルティングなのです。
受かるために
うまくやらなきゃ
こうしちゃダメ、あれ言っちゃダメ…
そんなものは
要りません。
あなたも自分の内側をよく見つめて
相談者にもご自身の内側をよく見つめていただきましょう。
他者理解は
自己理解のレベルと同じ程度までしかできないと
多くの本にも書いてあります。
【自分をも見つめるロールプレイ練習】
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