キャリアコンサルタントという在り方

キャリアRe-Birth® 国家資格キャリアコンサルタント応援ブログ

面接は優しい時間

先週末は学科・論述試験、お疲れ様でした。

持てる力を存分に発揮できましたか。

大変お疲れのこととは思いますが

今週末からは面接試験がスタートします。

今期も、公平を期すために

面接試験対策になるような内容の記事は

第22回試験の全日程が終了するまでの間

投稿しないことにいたします。

 

面接試験に臨む皆様に

最後にお伝えしたいことは

 

うまくやろうとしないこと。

 

ご自分の全ベクトルを

相談者さんに全集中させることです。

 

「うまく進めなきゃ」×

「良い言葉を言わなきゃ」×

「問題点を見つけよう」×

「この方転職しない方がいいよな…」×

「次なに聞こう!?」×

「私、顔ひきつってないかな」×

これらは全部、意識が自分です。

 

自分のことなんか忘れてください。

自分なんか無くしてください。

あなたなんか、今、必要ないんです。

…いや、言い過ぎました。ごめん。

あなたは必要な人です。

でも今、相談者さんがプロであるあなたに

苦しみを相談にいらしているので

2人の間には、相談者さんのことだけ

置きましょう。

 

「この方は、どういう方なのかな」

「何を大切にしようとしているのかな」

「それが辛いこの方って、どういう方なのかな」

「何に苦しんでいるのかな」

 

「課長とのやりとりの中で、何を感じたのかな」

「そう言われたことは、この方にとって

どんな意味をもたらしたのかな」

「その時受け取った何かによって

この方の内側はどう変わったのかな」

「この方はご自身のことが

どう見えるのかな」

 

考えることは、ぜーんぶ、相談者さんのこと。

全ベクトルを相談者に全集中とは

こういうことです。

 

相談者さんに全集中する時間って

なぜか、心地よい安心感があるんです。

この方と一緒にいるなぁ…

この方の経験を一緒に感じさせていただいたなぁ…

って、あったかくて

優しい気持ちになれます。

 

その時、ふと気がつくと

自分の背後の、少し高いところに

この場を俯瞰する自分が現れます。

自分は相手にこういう関わり方をしてるな…

相談者さんはこういう特徴を持ってるな…

これを話したがっているのかな…

分析はしなくていいです。

じっくり味わいましょう。

口頭試問の時は、この自分の視点を

思い出して語ればいいです。

 

あなたの、人の話を聴く資質を以て

相手を無条件に肯定的に関わり

共感的に理解し

好意的関心を持ち

純粋にお聴きしていきましょう。

そうすると相談者さんは

あなたに安心し

何でも話していいんだと思えて

話したいことを話してくださいます。

全て尊重して、受け止めましょう。

答えは相談者さんが出す、と信じて

相談者さんが考える過程に寄り添いましょう。

 

優しい時間になりますよ。

 

どんな相談者さんと

どんな良い15分を過ごせるのか

楽しみですね。

 

そして、できましたら

試験の全日程終了後に

ご自身の面接試験がどんな内容だったか

私にご報告ください。

この振り返りが

あなたの最大の学びになります。

もう試験を受けないにしても

これから人の相談を聴く上で

大切なことが、この振り返りにあります。

できるだけ詳細に記録してください。

そして私のHPまたはロープレ練習会ページの

お問い合わせフォームからお送りください。

外部には漏らしません。

今後の受験者支援のための自己研鑽に

学ばせていただきます。

 

 

【ロープレ練習会】

https://peraichi.com/landing_pages/view/roleplaypractice 

 

 

【HP】キャリア Re-Birth®(リバース) 

https://peraichi.com/landing_pages/view/careerrebirth

 

では皆様、体調を整えて

ご自身の、人の話を聴く資質を

存分に発揮してきてください。

 

あなたの理想のキャリアコンサルタント

なれますように

お祈りしております。