キャリアコンサルタントという在り方

キャリアRe-Birth® 国家資格キャリアコンサルタント応援ブログ

全体幸福のためには

11月はキャリアマンスです。

 

https://careermonth.wixsite.com/2022

 

『自律的なキャリア形成』が

当たり前な社会にするために

キャリア支援者が垣根を超えて

チェンジエージェントとして

輪を広げる活動をします。

 

各団体で学びの機会が設けられ

嬉しい限りです。

このブログを公開している今日も

私は講習を受けています。

 

先週は土・日連続でウェブセミナーでした。

そのうちの一つが

JCDA岩手地区会設立10周年イベント

『共に生きる』

宮澤賢治の世界観とキャリアカウンセラーの繋がり〜

 

今や、どの地区のイベントにも

誰もが参加できるようになっています。

今の時代の、良い面ですね。

 

私がこのイベントに飛びついた理由の一つは

私の養成講座の恩師、山内先生が

登場なさるということ。



そしてもう一つは

テーマが宮澤賢治であること。

私は大学時代の卒論を

賢治研究で書きました。

(今も手元に残っている本)

当時の私のテーマは

賢治の目指す『自己犠牲』について。

 

それを目指した賢治の心は美しかった。

しかし残念ながら、自己犠牲によって

生み出される成果はどうだったろう。

自らの無力さを一番わかっていたのは賢治自身で

「ミンナニデクノボートヨバレ

ホメラレモセズ クニモサレナイ」

そんな自分の姿で、尚

困った農民の元へ駆けつけたい、と

賢治は願っていました。

 

今回のトークセッションからは

現代の世界の幸せについて

賢治が生きた時代を経て今

「自分が幸せにならなければ

周りは幸せにならず

世界は幸せにならない」

「私であり、あなたである

あなたであり、私である」

という、私たちの目指す姿があるんだな

と学びました。

 

賢治の卓越した共感力により

「じっと観て」相手の声を聴く

という話では

共感的理解についても勿論ですが

クライエント観察技法にも通じるなぁ

と感じました。

 

今、こうやって

キャリアカウンセラーとして

改めて賢治の人となりを見ると

 

学生時代の私が賢治に魅かれたのには

やはり私なりの理由があったんだ、

今の私に通じる『金の糸』が

あったのかも、と感じます。

 

山内先生の『自靖自献』という言葉も

心に響きました。

 

岩手地区会の皆様

素晴らしい学びの時間を

ありがとうございました。