論述ポイント(後半)
とうとう明日は学科・論述試験ですね。
もう今から何か新しいことを入れようとしても
しょうがありませんから
今までやってきたことを振り返り
学んできたことを自分に定着させることに
専念してください。
前回は論述の問1と問2のポイントを
確認しました。
今日は論述の問3と問4を押さえましょう。
【JCDA】【キャリ協】共通の説明です。
問3 相談者の問題とその根拠・具体例
以前も書きましたが、根拠が大事です。
設問文にこれだけ明確に書かれている以上
根拠・具体例をしっかり挙げないと。
しかもそれが問題点の説明になっていること。
的外れではいけませんよ。
問題点は「◯◯不足」に終始してはダメです。
性格特性、考え方のクセ、思い込み、
何かができないのであればその理由の方を
挙げてくださいね。
とにかく通り一遍の解答は嫌われます。
紙面上の相談者をよく見てください。
この方は、どこで引っ掛かっているのですか。
どんな小石でつまずいているのですか。
ここもっとこうなれば前に進めるのに…
と感じるポイントを
決して決めつけず
上に立たず
思いやりを持って、書いてください。
問4 今後の進め方の方針・やりとりの展開
ここも理由も含めて具体的に、です。
「○○と△△をお聞きして」ではダメです。
なぜお聞きするのか、理由を。
勿論「ただ明確にしたいだけ」ではダメです。
相談者が自分で決定し自力で前進するために
これが必要だから
相談者にそれを考えていただくために
お聞きするんですよね。
「寄り添い支援していく」もダメです。
自分の中で寄り添っているつもり、ではなく
どんな言動で、相談者に対し
寄り添っていることを表出するのか。
あなたがする支援って何なのか。
相談者が自分で考え自力で前進するために
あなたは何をすべきなのか。
具体的に、今すぐできるくらい具体的に。
私たちの全ての言動の、目的は
相談者が自分で考え、自分で決定し、
自力で進んでいくため、です。
ここに繋がっていることを忘れないでください。
大丈夫。
あなたは今まで、それを身につけてきました。
きっと明日もそれを出せますよ。
それでは明日、紙面上で
どんな相談者さんとお会いできるか
楽しみに行ってきてくださいね。
素敵な出会いになりますよう
心からお祈りしております。