キャリアコンサルタントという在り方

キャリアRe-Birth® 国家資格キャリアコンサルタント応援ブログ

根拠がないのはただの妄想【練習問題付き】

説得力を増すために根拠をつける、覚えておく

論述と、面接の口頭試問では

とにかく具体的に答えることが

大事です。

「相談者は〜〜な感じがした」×

「相談者は〜〜だろうと思うので」×

こういう答え方は、具体性に欠けます。

 

具体化するには、根拠です。

根拠が必要。

 

「感じ」「思う」が口癖で

すぐ出てしまう方も多いでしょう

(私もそうです)

そこに根拠をつけて

説得力を増せば大丈夫です。

 

「相談者は〜〜な感じがした、

なぜなら『◯◯』とおっしゃったので」

「相談者は△△な表情をし、

□□を言い淀む様子も見られたので

〜〜だろうと思います」

 

私たちの見立てには必ず

この根拠が必要であり

根拠なき見立ては、ただの妄想。

私たちの勝手な憶測であり

それで相談者を決めつけることになるので

極力注意しましょう。

 

根拠があると、具体的になり

具体的だと、確実性も高まり

確実性があると、説得力が高まり

あなたがちゃんとわかっているということが

試験官にも伝わります。

 

では、根拠をいかに付けるか。

やはり、面談中の相談者の

言語と非言語の両表現を

覚えていないといけませんね。

 

そのために私たちは

キャリコンとしてのアンテナを立てています。

独特な表現があったな…

やけに強く否定したな…

またこの話を繰り返している…

過去の話をすると表情が暗いな…

本当は◯◯したかった、て言ったな…

 

こういう掘りポイントに気づいて

意図的に取り上げてお聴きしていると

あなたの脳裏に焼き付くでしょう。

今この独特の表現についてお聴きしている…

そこには◯◯な意味がある、て言ってる…

それって相談者のつまずきポイントなのでは…

 

面談全体の構造も見えてきます。

結果、自分がどんな意図で

何を聴き

相談者がどんな言語・非言語表現をしたか

相談者の思いや信念って何なのか

どんな風に成長していきそうか

じゃあこの後何をお聴きしようか

冷静に全体図を俯瞰しながら進められます。

 

そして落ち着いて口頭試問に突入し

根拠をつけて説得力ある説明ができる

そして合格

というわけです。

 

練習問題

では今日の【練習問題】はこちら。

決めつけず、柔軟に、広く相談者を理解する練習ですが、当然根拠も必要になってきます。非言語表現が見えなくて大変ですが、わかる範囲で、相談者を理解してみてください。

 

相談者:45歳男性 機械メーカー勤務 経営企画部デジタルソリューション課課長 妻48歳 

    以下、相談者の語り。

うちは生産現場以外の全部署が在宅勤務を原則としています。先日部長から「部下の管理がなっていないのではないか」と注意を受けました。「管理職としての役割を示せ」とも言われてしまいました。しかし課の全員が主に在宅勤務をしており、管理と言われても、毎日部下からは日報が上がってきて、それを見て必要とあれば指示を出す、という形になっているので、その範囲内でしか管理なんてできないですよ。全員が出勤していた頃は、部下との距離も近かったので、各自が何をやっているかはよく見えたし、部下から頻繁な相談や報告も来ていました。その都度、指示したり助言したりすることも多かったから、管理がなっていないということはなかった筈です。会議も多くあったので課題の共有などもできていました。みんなで分かり合って同じ方向に向かっている感覚はありました。でも今は、在宅でみんなバラバラで、どうやって部下を管理しろというのでしょうか。その中で管理職の役割と言われても、部下の仕事の質を上げることが一番でしょう。それ以外に何があるというのか。何だか会社から、ダメ出しを食らったような、放り出されたような気がしてしまいました。

 

【1】この相談者は何を経験しているのでしょうか。たくさんのパターンを見立ててみましょう。

・部長から注意を受けたことに対して思ったことと、何か心に残るモヤモヤの正体

・管理職の役割と言われて思ったことと、何か心に残るモヤモヤの正体

・会社からダメ出しを食らったように感じるのは何から来る感覚なのか

・会社から放り出されたような自分はどんな姿に見えるのか

・何を相談したいのか

 

【2】この方のつまずきポイントはどこでしょう。この方を苦しめているのは、この方のどこでしょう。見立てですので決めつけず、できるだけたくさん考えましょう。根拠もつけてください。

 

【3】この後もし続くなら、あなたはどんな意図で、どのように展開していきますか。根拠もつけて考えてみましょう。

 

説明

【1】は相談者の状態像、相談の主訴をみる練習です。

【2】は『相談者の問題』を考える練習です。

【3】は『今後の方針』『展開』を答える練習です。

 

 

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