最近、JCDA会長だよりを読み返しているのですが
(JCDA会員・友の会会員の皆様はJCDA のHPからお読みいただけます)
キャリアカウンセリングの深さを教えられる
とても学びの多い文章の数々です。
第36回会長だよりに、とても心に響くことが書いてありました。
(私なりの概略です。原文はHPでご覧ください)
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
人が何か出来ない場合、また何かを避けている場合
その人には出来ない理由、避ける理由があり
その理由は、その人が何らかの経験を通して
学んだこととして見る。
これにより
その人を「知らないのかな」「理解できていないな」と
評価的に見る目を、脇に置くことができる。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
人が何か出来ない、何か避けている、というのは
無知や、理解不足ではなく
理由があってのことなのです。
それは間違いとか、逃避とかと決めつけられるものではない。
なぜならその人が経験の中で学び取ってきたことだから。
その人の経験の中ではそうせざるを得なかった、それがベストだった。
本人にとっては正しい理由なのです。
私はかねてから
キャリコン試験の『相談者の問題点』という表現に抵抗があり
当ブログでも度々
『問題点』は『乗り越える課題』と読み替えて考えてほしい旨
お伝えしてきました。
相談者は問題児ではないのです。
正さなければならないダメな点を抱えている人ではないのです。
そうではなく
ずっとベストの選択をし、一生懸命やってきたけれど
今、壁にぶつかって苦しみ、悩んでいる人なのだ、と
認識してほしいのです。
世の中にある試験対策の解答例では
相談者の問題点を
『自己理解不足』『職業理解不足』という言葉に
集約しがちです。
私は試験委員ではないので
そう書くと受かるのか、そう書かないと受からないのか、が
わからず歯痒いのですが…。
もし私が相談者なら
私の悩みを真摯な態度で聴いてくださるキャリコンさんが
内心「こいつ仕事をわかってない」などと思っていたら
悲しいでしょう。
直接言われなくても、何か感じるでしょう。
そりゃ確かにわかっていないのかもしれません、
でも
わからない自分になる相応の理由があったのです。
わからないでいることを選択する理由があったのです。
その事情に、思いを馳せてほしい。
キャリコンは、相談者のアラを探すのではなく
相談者の苦しみの理由を一緒になって考えてください。
相談者がそんな自分にもOKを出せるように
経験を辿りながら、支え続けてください。
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