5年前の今日のことを、思い出しています。
職場で遭った、おそろしく大きく長い揺れ。
外は間もなく吹雪になりました。
全ての電気が途絶えた街中で
信号のつかない交差点では
誰が指示したわけでもないのに
1台ずつ交互に、秩序正しく
譲り合い、お礼を言い合って
車は少しずつ進んでいました。
近所のお年寄りに声をかけました。
「大丈夫だか」「けがしてねぇか」
道へ出て、ご近所みんなで顔を合わせました。
家族が何時間もかけて帰ってくると
「生きていてくれてよかった」
本当に、それだけでいい、と思えました。
親は無事か…
みんな大丈夫か…
遠くの知人が心配しているだろうから
早く自分の無事を知らせたい…
常に、誰かのことを想っていました。
翌日、電気が通じて
ネットを見ると
誰かを思いやる声、声、声…
うちの辺りは電気が来たから
携帯の充電しに来てください。
うちには水があります。
持っていきましょうか。
ここの病院でA重油が不足している。
生命維持装置をつけた患者さんが
たくさんいる。
大至急重油を運んでください。
あの地区が孤立している。
早く助けに行ってください。
生きてくれ、負けるな、応援している。
世界中から声が届きました。
（うっちー♡）
お店では食料品を無償で譲ってくれて
でも次の日以降
みんなお金を払いに戻ってきたそうですね。
なぜか感動し、涙が止まらない
九州新幹線のCMなんか
私、何十回も見てしまいました(T_T)
人が生きていくために
まず必要なのは
道路を通れるようにしてくれる
土木のプロの皆さんの力
次に必要なのが
物流のプロの皆さんの力
この2つの業界の重要性を
就職支援者の私は強く感じました。
プロと言えば、忘れてはならないのが
人を助け
命を救ってくださるプロ達。
あの後、多くの子ども達が
人を助ける仕事に就きたいと言いました。
純粋な子ども達の心に
聖く大きな何かを残してくれたのでしょう。
世界中が、日本を助けようと
行動を起こしてくれました。
あの国も、あの国も…
日本を助けてくれたのです。
そして個人個人、一人ひとりが
「自分にできることは何か」
真剣に考えました。
できることに邁進した人…
できない自分に打ちひしがれた人…
「自分にできることを精一杯やろう」
と決めた人…。
震災。
あの後、日本中・世界中に
溢れていたのは
【人を思いやる心】
私達日本人は
これからも
この心を誇りとして
持ち続け
生き続けなければなりません。
震災関連死を含めると
19,000人以上の方が亡くなり（2015.9消防庁）
未だ2,500人以上の方が
行方不明のままです（2016.2警察庁）。
18万人以上の方が家に帰れず（2016.1避難者数）
9万人以上が仮設住宅に住んでいます。
…5年も。
この重みを、心に持ち続けましょう。
今の時代に、日本に生きる私達は
これからすべきことは何か
自分にできることは何か
一番大切なことは何か
これを常に考え
この現状を忘れずに
生き続けなければなりません。
【思いやり】で
共に進みましょう。
あなたにできることは、何ですか？
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