キャリアコンサルタントという在り方

キャリアRe-Birth® 国家資格キャリアコンサルタント応援ブログ

試験の時、メモとりますか

東京で、講習を受けてきました。 

今回は研修ファシリテーションの勉強で。 

内容がものすごく盛りだくさんで 

充実した学びでした。 

 

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印象深かったのが 

ラポールをとるための【観察】の練習。 

 

え?【観察】? 

そんなの簡単じゃん… 

よく見るってことでしょ?相手を。 

 

アイビィのマイクロカウンセリングでは 

下から2番目の 

『かかわり技法』の中ですよ。 

基本中の基本、できて当たり前。 

 

…ところが 

 

この基本中の基本が 

本当にできているかどうか? 

確かめたことはありますか?皆さん。 

 

日本人は、起きているうち 

五感を外に向けている時間は 

なんと40%しかないそうです。 

あとの60%は 

五感をシャットアウトして 

意識が内へ向いている時間だそうです。 

 

こんな状態で、私達は本当に 

相手を観察できているのか? 

 

このたびの講習では 

2人で向かい合い 

相手が楽しいことと辛いことの 

どっちを思い浮かべているか 

見ただけで当てる 

ということをやったのです。 

 

相手は表情も変えず姿勢も変えず 

何も語りません。 

 

こちらは全神経を相手に集中し 

表情筋が1ミリでも動かないか 

呼吸は変動しないか 

醸し出す空気が変わらないか 

見ました。 

見ました。 

とことん見ました。 

 

こんなに人を見つめたことは 

今までありませんでした。 

 

観察というのは 

こういうことなのか。 

 

今まで、相談業務では 

相手の語る言葉だけに集中し 

あとの意識の半分以上は自分の中で 

相手の内側を想像したり 

自分の経験と結び付けたり 

勝手な解釈をしていました。 

 

これは 

相手を理解したことになっていない。 

本当に相手に寄り添ってはいない。 

 

☆・☆・☆・☆・☆ 

 

キャリコン試験のロープレの時 

メモ用紙と筆記用具が渡され 

「メモをとってもいいですよ」と 

言われます。 

 

メモする人もいるでしょう。 

クライエントが語った言葉を 

忘れないように 

書き留める方も多いと思います。 

 

書き留めるときは 

クライエントの顔を見ながら 

手元なんか見ないで書けますよね。 

 

でも、その時 

意識は、どこにありますか? 

目はクライエントが見えているけど 

見てはいない。 

意識は自分の内側に行っていませんか。 

(あ~これキーワードかな…) 

(この字、後で読めるかな…)と。 

 

【観察】が途切れたということです。 

 

更に、(うわ~次何聞こう!?) 

(さっきCL何て言ったっけ?)と 

メモに目を落とすことでしょう。 

 

その瞬間、クライエントから 

完全に目を離してしまいます。 

その一瞬に、クライエントの 

表情が曇るかもしれないのに。 

醸し出す空気感が 

変わるかもしれないのに。 

ずっと見続けることで見えてくる何かを 

失ってしまうのに。 

 

メモをとっていい、と 

確かに言われますが 

 

【観察】の重要性と難しさを 

知っている人なら 

メモなんか、書かないでしょう。 

 

それより 

全身全霊で【観察】していた方が 

受かりますよ。 

 

標準レベルなら15分 

熟練レベルなら20分くらい 

クライエントが語る全てを 

覚えていられなければなりません。 

 

言葉だけでなく 

あなたの目でしか感じられないことも 

全て含めて。 

 

全身全霊で【観察】してください。 

クライエントのことを 

知ろうとしてください。 

これが、ラポールをとるための 

最善の方法だそうです。 

 

こわくないキャリアカウンセラー Re-Birth(リバース)わたなべ 

 

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