国家資格キャリアコンサルタント実技試験とは - キャリアコンサルタントという在り方

前回に引き続きまして
国キャリ試験について考えたいと思います。

【実技（論述）のイメージを持つ！】
学科試験と同じ日の
8月21日（日）ですよ。
●キャリコン2級のイメージで想定すると
学科試験の後、休憩を挟んで
論述に突入します。

で
試験内容なんですが
◆日本キャリア開発協会（JCDA）と
●キャリア・コンサルティング協議会とで
別々の問題をそれぞれで準備するようです。

ここから実施機関によって
カラーが出てくるかもしれない。

といっても
「逐語記録を読み、設問に解答する」
というパターンの筆記は
◆CDAの方では、試験としては行ってきませんでした。
それに国が指定した試験機関なので
◆CDA独自の概念『経験代謝』なんかは
試験には出しづらいでしょうね。
CDAを学んでいない人が答えられませんから。

そこで私達が参考にすべきは
●キャリコン2級の実技（論述）です。

過去問が公開されております！
ご覧ください↓
http://www.career-kentei.org/mondai/

これがキャリコン2級（熟練レベル）の論述です。
設問は3つ…いえ、実質4つです。

問1.相談者がこの面談で相談したい問題は何か
問2.キャリコンとしてあなたが考える相談者の問題は何か
問3.上記2つの問題を合わせ、相談者を援助するために
①どこに目標をおいて
②どういうことを実施したいか

国キャリの実技（論述）は
◆日本キャリア開発協会（JCDA）は1～2問
●キャリア・コンサルティング協議会は1題
としています。

この「1～2問」ってのがクセモノですね～。
キャリコン2級でいうところの「問3」なんじゃないの⁉
という恐怖感が漂います…。

いきなり目標とストラテジー来るかぁ⁉
まさか…

でもキャリ協の「1題！」と言い切ってるところも
なんか心配。

「問1」1題だけなんて、あり得ます？
簡単すぎませんか？

だって翌週の『実技（面接）』と
見られるポイントは一緒な筈なんですよ。
一緒の試験なので。
で、面接は15分なんですよ。
CDAの10分ロープレですら
問1と問2くらいまでは行ったんですよ。

流れで次に入りますね。
【実技（面接）のイメージを持つ！】

これもキャリコン2級をもとに想像しますよ。
キャリコン2級では、目安として
・12～13分　傾聴しながら問題を見つける。（問1と問2）
・次に解決していく問題を共通認識する。（問1と問2）
・次に問題解決のための目標を共通認識する。（問3①）
・次に問題を解決するための方策を提案する。（問3②）
・提案した方策にとりかかっていく。（問3②）
（方策は勿論全てはできない。
次回に向けた宿題なんかを提案する）
これで20分です。

15分でどこまでできるかと考えると
…問題の把握くらい？
…問題把握できるなら、目標も決めちゃう？

問題把握までなら
実技（論述）も問1と問2くらいまで

目標設定までなら
実技（論述）も問3①まで

と、なるように思うのですが。

◆JCDAの1～2問も　
●キャリ協の1題も
どんな形で出題してくるか、わかりません。

対策としては
ロープレの中で
キャリコンの頭の中で起こるべき流れから言って
・クライエントの主訴を掴み
・訴えの裏に潜む別の課題も見つけ
・それらをひっくるめて
・面談の目標をいくつか想定する
くらい
できるように練習しておきましょう。

実技（論述）で、想定目標まで書けるように
実技（面接）で、想定目標まで言えるように
練習することをおススメします。

あ、これは全て「念のため」の話です。
上に書いたことは全て私の想像。
まだ何も公表になっておりませんのでね（5月上旬現在）。

※5月12日に合格基準が公表されました！

→こちら

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