私のキャリアカウンセラーの師匠である山内雅惠先生が
試験対策として私達生徒にくださった資料は、最後がこう締めくくられています。
つまりこれが一番大事な基本である。しかし一番難しいことである
と、私は認識しています。
それが、この3つ。
1.ちゃんと相手の話を聴こう!
2.相手が話したことを理解したよと言葉に出して言おう!
3.その解釈が違っていたら、素直に謝ってもう一度聞く勇気を持とう!
1.は、基本すぎるから、逆にできているかいつも心配になり
意識してやろうとします。
3.は、ロールプレイ中に発生するピンチな場面
なので、練習の段階で何度かトライする機会があります。
問題は2.ですよ、2.!
これ、言えないんですよ、なかなか。
どうやって言うのか。
それが意味の反映・感情の反映・質問・言い換え・要約です。
我らがバイブル:西田朋子ちゃんの例で見てみます。
(CDA養成講座の中で学ぶ、とても良いロープレ例)
CL 面接官に引かれたり、鼻で笑われたりするんです。
CDA 鼻で笑われたんですか…。それは、嫌な思いをされましたね。
鼻で笑われた経験に共感し、感情を返しつつ
それは嫌な思いだったと捉えたけど、いいんだよね?
という確認も含まれているようですね。
CL (システム業界を選んだ理由は)
これ以上ないくらい、大勢の人の役に立っているって
思える業界だと考えてたんです。
CDA 多くの人の役に立っている、ということに
こだわっていらしたんですね?
“これ以上ないくらい”“大勢の”という、強い思いのこもった言葉があったので
そこが「こだわり」だったってことかな?という確認をしつつ
言い換えによって経験の深掘りを促しています。
だから西田朋子ちゃんは
CL 人の役に立つことが、私にとって大事なことなんだ
と、「こだわり」という言葉をもらって、受け止めて、
自分の中で噛み砕いて、自問自答をして、自分ってこうなんだ!と納得しています。
そして自分の言葉で「大事なこと」と声に出して言い
更に自分にすりこんでいますね。
その後、人の役に立つという点で深掘りしていくと
経験を語りながら、朋子ちゃんの表情はどんどん明るくなっていきます。
まさに、そこに価値を感じ、そこでイキイキするのだ
と、見ている側は感じます。
そこで、理解の確認です。
CDA 西田さんにとって~子供たちが自ら動き出すことに
価値を置いているんですね。
その後、朋子ちゃんは
“こういう人間になりたい!”という目標まで、強い口調で言い切るのです。
私達が「あなたの言っていることを、こう理解したよ」と伝えることが
クライエントを安心させるだけでなく
クライエントの経験代謝を促し
クライエントの気付きを促し
クライエントの成長を促すのですね。
私達は、クライエントの姿を映す鏡です。
鏡を見て、髪の寝癖や服の印象に気付くように
私達の返す言葉・表情を見聞きすることで
クライエントは、自分の考えや感情に気付き
より成長しよう・より良く生きようとするのですね。
鏡は、決して自ら動いたり
勝手に引っ張ったりはしないのです。
こわくないキャリアカウンセラー Re-Birth(リバース)わたなべ
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