キャリアコンサルタントという在り方

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思春期は拡大している

先日【児童思春期講演会】に行ってきました。

児童精神科医 成重竜一郎医師による講演で、内容は『思春期の心と親の対応』。

参加者は、一般の保護者さんもいらっしゃいましたが
多分多くが、医療・福祉・教育の現場の方。

私も以前、医療・福祉・教育の現場にいたので何となくわかります…
雰囲気というか、においというか。
「あの人、福祉だろうな」
「あの人、Drっぽいな」
「あ、やっぱ教員」
久しぶりの空気感、ちょっとドキドキ。

たまに、こういう分野の勉強に帰りたくなるのですよね。

山形市の佐藤孝弘市長も聞きにいらしてましたよ。
お忙しい中を縫って。頭が下がります。

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10歳くらいから始まる前思春期や、一般的に13~18歳くらいと言われる思春期の
自己と自我の不一致、第二次反抗期、家庭内暴力、電子メディア依存、
無気力、不登校うつ病
その心理、メカニズム、保護者の対応法といったお話でしたが

「就職が決まらない」と相談に来る学生・若者にも
当てはまる点がたくさんあるなぁ、と感じました。
最近では、25歳くらいまでを思春期と同じ
と見る説もあるとお聞きし、納得。
日本では、18歳ではまだ自立できないのが現状。
実質、20歳代前半は、まだ親の庇護の下ですからね。

外の世界で過剰に適応し
本当の自分と離れすぎてしまって、不安定になり
ちょっとした一言で、揺らいでしまう。

自分が同年代より劣っていると感じ
同年代と関われなくなる、同年代が怖い。

我慢をしたり、耐えたりする経験が少なくて
トレーニング不足により、ストレス耐性が下がっている。

まさに、25歳くらい前後にもたくさんいるタイプです。

しかし、育ってきた経緯や、家庭の経済状況・人間関係、親の精神状態等
例えそこに原因があるとしても、周りの人間はそこを変えられない。

ならば、変えられるところを変え、できることをしよう
と、先生はおっしゃいました。
たくさんの他者で、支えるのです。

社会での居場所がないからと、親に甘えてきても
親にはそれを与えることができない。

ならば、親は子から離れた方が、子は自分で自分の居場所を考え始める
ともおっしゃいました。

親が子を何とかするのは、実は難しい。
親は自分の人生をイキイキと生きて、その姿を子に見せて、安心感を与えよう。
学校にどう行くか、勉強をどうするか、そういったことは他のプロに任せて
他者を巻き込んで、みんなで支えましょう。
そういうお話でした。

私も、就職のプロとして、彼らを取り巻くサポート体制の一翼を担わなければ
と、心を新たにしました。

成重先生のお話は、とてもわかりやすく、心地よい声で大変聞きやすく
スーッと入ってくる講演でした。

知らせてくれた、のりじさん、ありがとうございました♪


こわくないキャリアカウンセラー Re-Birth(リバース)わたなべ

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